2009年11月29日日曜日

ドルキャリー取引が活発に

今週は円高がすごかったです。

1ドル84円まで上がりましたからね。

この背景には、世界中で活発になている「ドルキャリー取引」があるようです。

ドルキャリー取引とは、低金利で借りたアメリカのドルを、高い利回りが期待できる資産で運用して利ざやを稼ぐことです。

具体的に説明すると、機関投資家やファンドがアメリカドルを低金利で借ります。

その後、安全資産の代表格とされる金(きん)や原油などの商品先物をそのドルで買います。

つまり、ドルは借りられても、すぐに他のものを買うために使われてしまっているんですね。

別の言い方をすれば、ドルは他のものを買うために売られてしまっている状態です。

ドルが売られるということは、ドルの価値を見出していない人が多いということです。

よって、ドル安円高になっています。

輸出で儲けている自動車産業や家電産業は、円高になると儲けが減ります。

儲けが減れば社員の給料は下がります。

社員の給料が下がれば、安いモノしか売れなくなります。

そして、円高だと海外のものが安く買えるので、安い輸入品が日本で買えるようになります。

安いモノしか売れない、安い商品が増える。

つまり、デフレですね。

デフレになると、企業の儲けは減ります。

安い値段しか売れないので当然です。

企業の儲けが減れば、当然、そこで働く社員の給料も減ります。

このようにして、円高になると大企業の社員の給料が減り、その結果、デフレに中小企業の社員の給料が減るという悪い循環になります。

デフレスパイラルとも呼ぶようです。

今後の世界の動きは、しっかりとチェックしておきたいところですね。

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